10万円程度の入居一時金で入居可能なグループホームの多い甲斐市

2004年に竜王町・敷島町・双葉町が合併して生まれた甲斐市。
2023年には人口7万6,598人と多めで、県内では甲府市(県庁所在地)に次いで大きな都市。
地理的には市の東部では甲府市と隣接。
同市のベッドタウン的存在でもあります。
また、南西部では釜無川を境として南アルプス市と隣り合っています。
気候がブドウの栽培に適していたため、ワインの名産地となりました。
現在も甲州盆地東部を中心に、ブドウ畑やサントリーなどのワイナリーがあります。
名物もワイン以外に「甲州ワインビーフ」や果実ジャム、そして昔ながらの養蚕のおかげで桑栽培も盛んなため、桑を使った食べ物も名物。
温泉も市内に湧きだしていますので、観光客だけでなく甲斐市民もいろいろと楽しめる街です。
古い時代から甲州街道が通り、その沿線は宿場町として栄えていました。
今でも交通アクセスが比較的整っており、JR東日本の「中央本線」が竜王駅、塩崎駅に止まります。
バスも「山梨交通」や「山交タウンコーチ」が運行する一般路線バスと、「中央高速バス」が運営する高速バスがあります。
野山に囲まれた都市ですが、高齢化率は低めで2000年の高齢化率は全国平均が17.3%、甲斐市は12.7%と平均を大きく下回っていました。
2023年になっても、全国平均の29.0%は下回り26.1%という数値になっていますが、徐々に平均に追いついています。
2040年には全国平均と共に35%を超えるという推測も出ているのです。
そのため甲斐市はさまざまな高齢者福祉サービスを実施することで高齢者の生活をサポート。
「ふれあいペンダント」という名前で親しまれる、緊急通報システムを内蔵したペンダントを貸与。
高齢者の孤独死などを防止しています。
その他にも一人暮らしの高齢者宅を訪問し、安否確認と共に乳酸菌飲料を支給する「友愛訪問事業」など、多数のサービスを行っていますので、利用したい方は長寿推進課に相談してみると良いでしょう。
介護施設も、特別養護老人ホームやグループホームなどが市内にあります。
グループホームの入居一時金はホームによって違いますが、0~10万円というプランが多いようです。
月額利用料は10~15万円程度。
総費用は介護度にも寄り、オムツ代などの日用品費用なども加算されますので一概には言えない部分があります。
一度見学に行って、ケアマネージャーに総費用の計算をしてもらっておくと安心です。