広大な土地に広大な施設がたくさん。自然の恵みを楽しみましょう

動物園は駅の目の前にあり、中に入りたいときに迷う心配はまったくありません。現在は、鉄道文化専門の博物館「京王れーるランド」が駅構内と接続する形で建てられており、老若男女を問わずあらゆる来訪者が楽しめる施設として地域に根を下ろしています。
このほかに特筆すべき点といえば、周囲の土地の広さに余裕があることから学校機関に早くから目をつけられてきたことでしょう。そのため、中央大学や明星大学のキャンパスが設置されています。それから、駅前にバス停留所があることを忘れてはいけないでしょう。京王電鉄バスが(本数をきわめて限定してはいますが)高幡不動駅に向かう路線を運行しています。
高幡不動駅については、もちろん京王動物園線でも多摩都市モノレール線でもあっさりと到着できるわけですが。高幡不動駅は京王線の本線に属しており、新宿駅から京王八王子駅まで30以上の駅を目指せます。
なお多摩都市モノレール線を使う場合、乗り換えによく使われる駅は多摩センター駅と立川北駅/立川南駅でしょう。前者では京王相模原線や小田急多摩線に乗り換え可能です。後者ではJRの3路線(中央線・青梅線・南武線)への乗り継ぎを実行できます。また玉川上水駅も、西武拝島線が乗り入れていて利用価値がありそうです。
多摩動物公園駅の利用率は低下傾向が顕著です。多摩都市モノレール側については1日あたりの乗客数が1200人台になることが多いですが、京王線側についてはその数値が2011年の段階で、11年前の三分の一程度に落ち込んでいます。
多摩動物公園駅の周囲は、動物園をはじめさまざまな用地に埋め尽くされている印象があります。介護施設を見つけるならある程度離れる必要がありますが、経験豊富なスタッフや手入れが行き届いた設備がセールスポイントの施設がわりと楽に見つかります。
特に介護付き有料老人ホームが多く、なおかつ粒がそろっていることは間違いありません。立地条件のよさをうまく生かした介護サービスもおおいに期待できるでしょう。そのほかの施設についてはグループホームとサービス付き高齢者向け住宅が少しずつ入り込んでいる途中のように見受けられます。