城下町・宿場町として栄えた地区。今では「おもちゃのまち」

栃木県の南部に位置する、下都賀郡壬生町。
宇都宮市・鹿沼市・下野市・栃木市に取り囲まれています。
川が多いのが特長。
町内の中央部分を流れる黒川は、江戸時代までは水運業等の発展において欠かせない役割を果たしてきました。
また豊富な水量を活かして、今でも農業が市内各地でさかんです。
壬生町の歴史は古く、黒川の沿岸から古墳がたくさん発掘されています。
江戸時代になると壬生藩の城下町として、また日光西街道の宿場町として繁栄しました。
町内を象徴する名所といえば、何といっても壬生城でしょう。
現在は土塁や堀が保存されており、城址全体が公園として管理されています。
資料館や図書館のような公共の施設や、精忠神社が敷地内に併設されています。
精忠神社は、鳥居元忠を祭神としているのが特徴です。
そのほか、壬生寺や雄琴神社のような寺社仏閣や車塚古墳や愛宕塚古墳といった史跡が残されています。
雄琴神社は、毎年7月末に開催される茅の輪くぐりの儀式で有名になりました。
壬生町には「おもちゃのまち」という地名が存在します。
玩具関係の工業団地が相次いで誕生したことによるもの。
現在は、「おもちゃのまちバンダイミュージアム」や町営のおもちゃ博物館にてその歴史をご覧いただけます。
お散歩に適した場所を探すなら、町営の総合公園とその隣に位置する県営のとちぎわんぱく公園がおすすめです。
壬生町で鉄道を用いて、遠くにお出かけになるときは東武宇都宮線の駅を4ヶ所ご利用できます。
路線バスに関しては、関東自動車のサービスをご利用可能。
この路線は、独協医科大学の附属病院に直行していただけます。
幹線道路に関しては、北関東自動車道のパーキングエリアとインターチェンジが1ヶ所ずつ設置されています。
そのほか国道121号線・352号線が便利な車道です。
壬生町の人口は、昭和末期まで一貫して成長を続けていました。
しかし平成に入ると一転して、横ばい気味になったまま。
近年の人口は、20年前とほとんど変わっていません。
町内の高齢化率は、2023年の調べでは30.6%でした。
今から壬生町で介護施設をお探しになる場合は、グループホームやサービス付き高齢化向け住宅あたりが多くて選びやすいでしょう。
公営の施設については、特別養護老人ホームや介護老人保健施設あたりが見つかりやすい状況です。
費用体型はさまざまで、月額使用料・入居一時金が固定額のところから変動制のところまであります。