はり・きゅう・マッサージ費用の助成など高齢者に嬉しい支援が

富士市は静岡県東部にあり、富士山が見える特例市です。
浜松市、静岡市に続いて静岡県で第3位の人口を誇ります。
富士山の南に位置するので「岳南地域」とも呼ばれることも。
日本三大急流の一つである富士川が流れ、水資源も豊富なため昔から製紙業が盛んな街。
駿河湾に面しておりシラス業も行われています。
交通アクセスとしては東海道新幹線、JR東海道本線や身延線 、私鉄岳南鉄道線が通り、路線バスも富士市コミュニティバスなどが市内を走っています。
富士市の高齢者人口は、1980年には総人口約20.1万人に対し、高齢者数は約1.5万人で、高齢化率は7.1%でした。
それが2000年になると総人口は約23.4万人となり、高齢者数も3.5万人に増加。
高齢化率も14.8%に上昇。2023年には総人口は約24万人と微増ですが、高齢者数が7万人に増加したため、高齢化率は28.57%にまで上昇しました。
20年間で高齢化率が約2倍になっており、富士市は高齢化問題と向き合うことになりました。
高齢者が楽しく暮らせるように、富士市は福祉サービスを展開。
在宅高齢者福祉サービスを実施し、はり・きゅう・マッサージ費用を助成。
自宅で生活をしている高齢者だけでなく、その介護者も助成する珍しいサービスです。
他にも寝たきり状態の方のために訪問理美容サービスを実施したり、ペンダント型の通報装置を貸与し緊急時の対応をしたりしています。
福祉サービス内容が非常に豊富ですので、市の介護保険課や地域包括支援センターなどに連絡して、サービスの申し込みをするとよいでしょう。
特別養護老人ホームなどの公的介護施設が富士市にもあります。
しかし、入居は難しい状況ですので、いくつかの特養に申し込んでおいて、どれかが空くのを待つ…という方が多いようです。
待機の間、市の在宅介護支援サポートやデイサービスを活用して自宅介護をするか、介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅などに入居しておくか、ケアマネージャーにしっかり相談して、選択していきましょう。
グループホームも区内にあります。
月額利用料として家賃に食事代などの諸経費が加算される方式をとっているホームが多いようですが、家賃だけなら10万未満ですみ、全部合わせても14万程度という場合もあるようです。
やはり有料老人ホームよりはずっと安いので人気です。
しかし「市内在住の方のみ」といった入居条件がありますので必ず確認をしてください。
入居を希望している本人を連れて見学に行くと面談があります。
気に入った場合はその場で申し込みも可能です。
満床で即入居ができなくても、申し込み順に順番が来ますので、気兼ねせず申し込みだけでもしておきましょう。