田園風景と市街地がよく溶け合ったベッドタウンです

埼玉県の東端に位置する、北葛飾郡杉戸町。
春日部市・久喜市・幸手市・南埼玉郡宮代町のほか、県境を流れる江戸川を挟んで千葉県野田市と隣接しています。
農地がたくさん残る自治体で、市街地は主に町内の南部から東部にかけて細長く延びています。
遺跡や寺社仏閣が多く存在する町です。
目沼古墳群や杉戸宿本陣跡といった名所があるほか、茨島八坂神社や木々子神社といった神社が有名です。
茨島八坂神社は夏祭りの時期になるとおおぜいの参加者や見物客でにぎわいます。
それから、「どじょう施餓鬼」で有名な永福寺があります。
どじょう施餓鬼は、毎年8月下旬に開催される法会で、関東三大施餓鬼に数えられている由緒正しい祭礼です。
町内でゆっくりと散歩などを楽しんでいただける場所に、倉松公園があります。
平成初めに一般開放されたまだ新しい公園で、広場の周りに桜の樹がたくさん植えられており、春になると美しい花をたっぷりとお楽しみいただけるのが魅力です。
同様に、桜が多い公園に杉戸西近隣公園があります。
公園のそばを流れる大膳堀の沿道に、桜が立ち並んでいます。
杉戸町には町営の入湯施設があることで有名です。
杉戸町ふれあいセンター「エコ・スポいずみ」は、バリアフリー設備がしっかりしているためご高齢の方でもご利用可能。
浴槽やサウナの機能も充実しており、これまでに無数の町民が訪れました。
杉戸町内で鉄道をご利用になる場合は、東武日光線の杉戸高野台駅のほか、市内中心部に近い東武動物公園駅がよく使われています。
東武動物公園駅は宮代町の駅ですが、かつては「杉戸」という駅名でした。
路線バスをご希望の場合は、朝日自動車のサービスが便利です。
また、ご近所にお出かけの場合なら町営のコミュニティバスにご乗車するのもいい方法でしょう。
幹線道路については、国道4号線や埼葛広域農道、県道26号線や408号線が人気です。
杉戸町は、昭和後半にベッドタウンとして注目されてきました。
このため当時は人口が右肩上がりの成長を記録していたものです。
今世紀に入ると減少に転じていますが、その動きはきわめてゆるやか。
町内の高齢化率は2023年の時点で33.6%という結果が残っています。
杉戸町内で介護施設へのご入居をお考えになる場合は、グループホームや特別養護老人ホームがよく見つかります。
そのほか、介護付き有料老人ホームや介護老人保健施設あたりが数を増やしている状況です。