華やかな「べに花」を堪能しながら余生を過ごせます

埼玉県の東部、さいたましの少し北に位置する桶川市。
かつては中仙道の宿場町のひとつでしたが、その中でもかなりの知名度を誇ったエリアでした。
往時の栄華をしのばせる町並みや建造物が市内のあちこちに残されていることに加え、農地・緑地と住宅地・繁華街のバランスがとてもよい状態で都市計画が行われてきました。
高齢者がリラックスできる環境として申し分ありません。
桶川祇園祭やべに花まつりのような郷土性が高いイベントが活発に行われていますが、特に紅花の生産では全国トップクラスの業績を持っており、豪華絢爛たる美しさを愛でる機会は無数にあります。
市外に出ずに鉄道に乗るならJRの高崎線しかありませんが、乗り換えする駅にはそれほど時間をかけずにたどり着けます。
エンジンを使って遠方に出かけるときはいろいろな幹線道路を利用できますが、圏央道についてはインターチェンジがもうすぐ増える予定のため、利便性が向上しそうです。
そのほか、国道17号線も大宮方面をはじめ近隣の主要都市へ通いやすくて有益です。
手狭な都市でありながら、桶川市内に進出しているバス会社は少数ではありません。
朝日バスがいちばん広範囲にわたって路線を設定していますが、東部バスウエスト・川越観光バス・国際興業バスの活躍も無視できません。
それから、市が民間の数社に委託しているコミュニティバスを愛用する高齢者も多くなりました。
市内の人口は、ベッドタウンとしての役目が増大した1970~80年代は右肩上がりに成長していく一方でした。
2023年の調査では人口7万4,680人、高齢化率29.9%でした。
その背景には、老人保健施設や特別養護老人ホームのような完全に公営の介護施設への申し込みが毎年殺到しているという事実もありました。
これらの施設の改善はなかなか一朝一夕にはいかないため、その他の施設の利用がさかんに提唱されています。
介護つき有料老人ホームやサービスつき高齢者向け住宅、あるいはグループホームなどで、費用が安くてどんな家庭でも入りやすい施設を探すと、月額使用量と入居一時金を合わせて20万円台、あるいは入居一時金がゼロで月々の負担額が10万円台の施設なら現在見つけやすくなりました。
もちろん入居条件はバラバラですが、そこはケアマネージャーなどと相談して解決していくのがベストでしょう。