高額な施設が多い傾向でも、利便性や住みやすさが高く評価されています

駅の周辺は上六とも呼ばれる繁華街が広がっており、商業施設から学校や病院、オフィスビルまで、幅広い施設が揃っています。大阪上本町駅上には近鉄百貨店上本町店がありますので、商業面でも利便性に関しては抜群の駅と言えるでしょう。天王寺区全体としては商業施設に加えて住宅地も多く、暮らしやすさに定評はありますが、その分地価は高めとなっています。
当駅を通る大阪線は、大阪上本町駅から三重県松阪市の伊勢中川駅までをつなぐ路線で、近鉄の基幹線となっています。また大阪上本町駅からは、同市中央区の大阪難波駅とを結ぶ難波線(奈良線)も利用できます。他にも地下通路により地下鉄の谷町九丁目駅と連絡しており、谷町線と千日前線が利用可能となっています。
大阪上本町駅は地上ホームと地下ホームに分かれており、地上ホーム(3~9)を大阪線の列車が利用し、地下ホーム(1・2)を難波線および大阪線の一部車両が利用しています。
大阪上本町駅の近隣には複数の停留所があり、大阪市営バス、近鉄バス、空港リムジンバスなどをはじめとした多くの路線が利用できる便利な環境が整っています。
天王寺区の高齢化率は今のところ全国平均よりは低めとなっていますが、やはり今後に関しては対策が求められています。老人ホームおよび介護施設も人口に比せば多いとは言えませんが、現在徐々に増加している段階にあるようです。大阪市の中心地であるという立地から老人ホームも比較的高額な施設が多い傾向にありますが、入居される方のニーズなどを考えるとこれは一概には評価できません。
グループホームや高齢者向け住宅型などでは比較的低い施設を見つけることもできますが、介護付き有料老人ホームなどでは25万円程度から上を見ていたほうよさそうです。同地域には高級施設もあり、サポート体制や設備の充実度相によっては入居一時金が数千万円という施設を選ぶこともできます。大阪市の中心部ということで値段の低い施設はそれほど多くありませんが、利便性や住みやすさ、それぞれの施設のサポートの手厚さなどを考えると一考に値するエリアと言えるでしょう。