西淀川区は大阪駅近くの町。比較的安い介護施設があるのが魅力

西淀川区は、大阪市を構成する24区の一つ。
以前は市内でも有数な工業エリアでしたが、不況に伴い工場も閉鎖。
その跡地に宅地造成が行われているため、人口は増加中です。
JR大阪駅を中心とした商業・工業の要「梅田エリア」に近いのも人口増加の要因でしょう。
人口が多いため、西淀川区の高齢化率は2023年には25.3%。
しかし20%の大台は超えていますので、区は高齢者のサポートにも力を注ぎ、生活を支える基盤づくりを行っているのです。
また、交通アクセス的に梅田が近いだけでなく、電車やバスの路線が多いというメリットも。
JR西日本の「JR東西線」や「JR神戸線」、阪神電鉄の「本線」と「阪神なんば線」が区内の駅に乗り入れています。
バスも豊富で、大阪市営バス、阪神バスが走行中。
特に大阪市営バスは路線も多いので利用しやすいでしょう。
そして、西淀川区のコミュニティバスである「にーよんバス」が運行されています。
このバスは平日のみの運行ですが、運賃が無料。
高齢者の通院や買物時の気軽な足代わりとなることで、高齢者の引きこもり防止にも役立っているのです。
西淀川区は高齢者に「敬老優待乗車証」を発行し、コミュニティバスだけでなく、市営交通機関にも低料金で乗車できるようにしています。
これも高齢者の引きこもりを防ぎ、さらには生きがいづくりや社会参加の促進力になっているようです。
他にも多数の高齢者福祉サービスを行っています。
福祉局の高齢者施策部「いきがい課」が窓口ですので、相談や申請をすると良いでしょう。
そして、区内には介護施設が点在し、料金も安めなのも特徴。
「高齢者住宅」でしたら入居時の費用が0円、月額利用料が11万円程度。
手厚い介護が付いている分、料金も高いとされる介護付き有料老人ホームでも、入居時の費用0円・月額利用料は17万円という所も。
大阪駅から近いという好条件であるにもかかわらず、西淀川区の介護施設は敷居が高くありません。
さらに、西淀川区は阪神高速道路や国道43号線、そして「みてじま筋」「淀川通」と呼ばれる大阪府道10号大阪池田線など、主要な道路も整備されていますので、スムーズな車移動も可能。
西淀川区に入居すれば、家族なども面会に来やすいのでおすすめです。
他の市町村からの入居に対応している施設も多いですから、介護施設の場所確認も兼ねて、見学に来ていただきたいと思います。