経験豊かなスタッフが勤務する施設が分散しています

区役所や区民ホール、保健センターなどの公的な施設が周囲に集まっています。金融機関の支店なども自然と数が多いのですが、商店街が数ヶ所存続していることは注目に値する現象でしょう。大規模な人口流失が起こっていないのはこうした場所が安定していることの影響によるものかもしれません。
バスについては駅前に停留所が設置されており、市営のコミュニティバスが数本の路線を運行しています。幹線道路を使いたいときは大阪環状線が近いため、ここを通ってどんなコースを使うのかを決めるとよいでしょう。
平野駅が所属する谷町線は、大阪市営地下鉄の一路線。同じ地下鉄のよその路線との接続はかなり進んでいますが、平野駅の近くには中継地点となっている駅はありません。いずれかの鉄道と接続している駅は、4区間離れた阿倍野駅からとなります。しかし阿倍野駅からは、乗り換え可能な駅がひたすら連続します。最大のハブ駅は東梅田駅で、その次が天王寺駅でしょう。また谷町九丁目駅も、3種類の路線と接続していて便利な駅です。
平野駅の利用率は、ピークの時期をとうに過ぎているとよくいわれます。1990年代と2000年代は、極めてゆっくりとではあるものの、1日あたりの乗降客数は年々減少していました。2009年には20000人を下回る結果になりましたが、その後は横ばい気味となっており、若干の微増という結果になる年がたまにみられます。
平野駅の近くは建物などが密集する傾向があり、介護事業者は全体として用地の確保などの作業に四苦八苦している形跡があります。駅から数百メートルの場所に建てられた施設はまだわりと限られていますが、2キロくらい離れた場所まで含めて探すとだいぶ選択肢は豊かなものになることでしょう。
これだけ発展したエリアでありながら、入居一時金や月額使用料が20万円以内、特に安い場合は10万円以内といった入りやすい施設をあちこちで発見できます。施設のタイプについては細分化が進んでいますが、比較すると住宅型有料老人ホーム、さらに介護付き有料老人ホームが多めでしょうか。