にぎやかな商店街の先には、10万円前後でも入居可能な老人ホームがそこかしこに

阪急電鉄の京都本線と千里線がクロスする交通の要衝でもありますが、この2路線については2008年以降、高架化および立体交差化を企図した工事が進められています。さらに2018年には、JR西日本のおおさか東線がこの駅を通ることが決まっており、こちらの準備も粛々と進められています。
なおバスに乗りたい場合は、大阪市営バスの路線を数本利用可能です。駅に直接乗り入れているわけではありませんが、それほど歩かなくてもすぐに停車場に到着できる点は魅力的です。
京都本線は梅田駅から河原町駅まで、大阪と京都をむすぶ大事な路線のため、便利な駅がたくさんありますが、この駅に近くて重要な駅といえば十三駅と南方駅でしょう。前者は、宝塚本線や神戸本線に接続していますし、後者は市営地下鉄の御堂筋線に乗り入れています。
千里線については、天神橋筋六丁目駅から北千里駅まで、大阪市と吹田市を結ぶ路線ということもあって駅の数は少な目ですが、やはり吹田駅で東海道本線に乗り移れる点は無視できないメリットでしょう。
周囲の住民や勤労者から、利用価値の高い駅として見られている淡路駅ですが、利用者自体は減りつつあるところです。1日平均の乗降客数は、2002年に40000人を割り込み、2012年には35000人を下回っています。
淡路駅は東淀川区を代表する駅です。東淀川区は、まだ高齢化率がべらぼうに高いというわけではありません。しかし高齢化の高まり方を見るとかなりペースに達しており、油断できる状態とは呼びにくいものがあります。高齢者向けのサポート事業と少子化対策を並行して行っているのが、現在の淡路駅周辺の行政の実態です。
ただ、特別養護老人ホームのような施設については、安直なサービス拡大が簡単ではないため、大幅な進展を見るには至っていません。一般の住民はその点を正確に認識しながら介護サービスの利用をしていくことが大事です。
淡路駅の近くの場合、極端に高額なコストを要する施設が多いわけではありません。月額の予算が10万円台であっても、申し込める施設は枚挙にいとまがありません。もちろん、駅からの近さや入居の条件といった点が障壁になる可能性はあります。他の駅から通うことも視野に入れながら、施設探しをしていくことがオーソドックスなチェック方法となりそうです。