リゾートテイストの感じられる住宅型有料老人ホームも登場

沖縄県の北部と中央部分の大半を占める、沖縄県の国頭郡。
名護市を囲い込むような形で広がっており、含まれる自治体の数も2町7村とかなりの多さです。
県内では決して開発が進んでいるエリアではありませんが、県外からの注目度は決して低いエリアではありません。
まだ人の手が入っていない森林などが残るエリアが多く、貴重な固有の動植物を育むエリアが含まれていることや、観光客が毎年訪れるエリアが少なくないことなどがその理由でしょう。
特に、100歳以上の人口の多さで世界的に知られるようになったエリアもあり、高齢者が健やかに暮らしていくという観点では最適な場所となる可能性を秘めています。
郡内の交通はタクシーやバスが中心的な手段となりますが、琉球バス交通や沖縄バスのような県の各地で営業を行うバス会社から、地域性の高い公営のバスまで、さまざまな種類を利用できます。
そして国頭郡には離島なども含まれるため、フェリーなどの船舶による移動も重要なインフラとなっています。
所属している自治体が多いこともあって、郡内の人口推移は自治体によってバラバラです。
大半の町・村では長い年月を経て人口が低下していますが、米軍用地やリゾート地が多く、隣接する名護市とのかかわりが特に深い恩納村や宜野座村のようにそれと正反対の推移を示しているケースもあります。
沖縄は、全体として少子高齢化の進行がかなり遅い自治体として知る人ぞ知るエリアです。
国頭郡の場合は広大なエリアを占めているため、全体的な傾向は一概にはいえません。
ただし、少子化率についてはあまり深刻ではないものの、高齢化率についてはかなりの高さをすでに示している自治体がいくつも混ざっています。
長期的な取り組みはこの土地でも避けて通れるものではありませんが、すでに郡内の各地で数々の老人ホームが活動をはじめています。
自治体によって数の多さにばらつきがあることは否めませんが、関心がある場合は一度地域の担当課などに問い合わせをしたほうが得策でしょう。
最近はグループホームなどの設営がかなり目立っています。
もっとも完全に民間の業者が主体となる施設も熱心に業務を行っており、特に住宅型有料老人ホームについてはリゾート形の施設に負けないくらい生活の質にこだわったところが登場しています。
だからといって法外な費用を徴収するとは限りません。
入居一時金などを要求されない施設があるほどです。
一度資料を取り寄せたり連絡を取ってみたりすると良いでしょう。