天然温泉付きの介護施設が多いのは別府市ならでは

別府市は大分県の東海岸にある、「別府温泉」が有名な国際観光温泉文化都市です。
湧き出る湯量が1日12万5,000キロリットルを超える日本最大の温泉地帯で、毎年国内外からの観光客が温泉を楽しみに訪れます。
温泉だけでなく観光スポットも充実しており、ケーブルカーやロープウェイ、『地獄巡り』や『うみたまご』、猿で有名な『高崎山』など多数。
昔ながらの観光地なので、交通アクセスは豊富で、JR九州の日豊本線や、「とよくに号」などの高速バス、大分交通の「エアライナー」、市内の温泉街をくまなく巡る「亀の井バス」なども。
そして別府市と他県の観光地を結ぶ「九州横断バス」などの定期観光バスも盛んに往来。
また、湾に面しているので、別府国際観光港のフェリー「さんふらわあ」も観光客を乗せて別府市と他県を往復しています。
別府市の人口は2023年には11万3,735人、65歳以上は約3万8,963人。
高齢化率は34.3%となっています。
「3人に1人は高齢者」という状況が別府市に訪れているのです。
超高齢化社会の到来により、市は高齢化対策および高齢者福祉サービスの充実を迫られている状況と言えます。
そう言った中、別府市はさまざまな高齢者福祉サービスを実施。
特に別府市らしいのは「高齢者優待入浴券」で、高齢者福祉課が市内に住む70歳以上の方に対し、入浴券を交付。
一年に180回も利用できる券なので、高齢者に好評のようです。
温泉だけでなく「生活相談」など、高齢者が安心して暮らしていくためのサービスがありますので、高齢者福祉課などにサービスの内容を聞き、必要なものには遠慮無く申し込むことをおすすめします。
そして、別府市は何と言っても市内全体に天然温泉が湧き出ているのが魅力。
温泉以外にも地熱を利用した蒸し料理などが安価で楽しめる適住地です。
退職後、温泉目当てに他県から移り住む方もいる程。
介護施設も例外でなく、特に介護付き有料老人ホームは優雅な温泉施設が敷地内にある所がほとんどで、毎日温泉に入られる贅沢は格別のようです。
部屋の空きにも余裕があり、全国からの入居に対応している老人ホームもありますので、県外からでも別府市の老人ホームへの入居を検討する価値はあると思います。
有料老人ホームの料金は設備の豪華さなどにより、入居時の一時金が0~数千万円と開きがあります。
安い所なら一時金が0円、月額利用料が15万円未満というホームも。
そういった安いホームでも天然温泉があるのが別府市ならではでしょう。