道ノ尾駅周辺は商業施設や温泉あり。住宅型有料老人ホームは居室充実

1897年開業。100年以上の歴史を誇る地上駅で、1925年から1926年にかけて造られた木造平屋造りの駅舎を、現在も使い続けています。2012年よりICカード「SUGOCA」も使えるようになりました。
道ノ尾駅は原爆投下によりで被災した被爆遺構。1945年8月9日の原爆投下時、爆心地からの爆風により、柱の土台である石と柱、駅務室側の窓等に影響を受けた歪みが見られます。
現在の道ノ尾駅の1面1線のホームには、長崎本線の諫早・肥前山口・佐賀・鳥栖方面行き上り列車と長崎方面行きの下り列車が停車。上下線共に1時間に1~2本程度で、朝夕のみ3~4本に増えます。1日の平均乗車人員は2000年度804人、2005年度796人、2010年度725人となっており、概ね利用者数は緩やかに減少中です。
道ノ尾駅は、大型ショッピングセンターや衣料品店、飲食店等が並ぶ国道206号から少し東。県道33号に面した場所に設置されています。駅周辺は、以前は静かな住宅街でしたが、1990年頃からマンション等の建設が相次ぎ、賑やかになってきました。
最寄りのバス停は、近隣の国道と県道沿いにある「道の尾」停留所。長崎バスと長崎県営バスが運営しているこのバス停は、「道ノ尾」ではなく、「道の尾」と表記されています。
駅エリアには病院や歯科、郵便局等、生活に必要な施設も比較的揃っており、更には、駅の南東にある安浦貯水池の近くに「道の尾温泉」があるのも魅力です。明治元年から続くこの温泉はシャワーも全て温泉水。時には温泉で疲れを癒すのも素敵でしょう。
駅エリアには住宅型有料老人ホーム等のシニア向けの住まいも出来ました。住宅型有料老人ホームは入居時の費用0円・月額利用料は食費込みで10万円以下といった金額です。
完全個室で居室にはトイレや介護ベッド、ナースコール等が用意されていますので、安心して過ごせます。介護付き有料老人ホームとは違い、介護やデイサービス等はサポートに含まれませんが、1日を好きに使えるので気楽です。
近年、長与町高田地区や長崎市道ノ尾地区の再開発計画により、区画整理が進行中。今後ますます快適なエリアになっていくと思います。南隣である西浦上駅との間には長崎電気軌道赤迫電停もあり便利です。是非、エリア内のシニア向けの住まいに足を運んでみて下さい。