昼神温泉や信濃比叡根本中堂が、村を代表する名所です

長野県の南西部に位置する、阿智村。
東側に位置する飯田市とのつながりが深い村です。
同じ下伊那郡に属する阿南町・平谷村・下條村や木曽郡の南木曽町に囲まれているほか、西側に延びる岐阜県との境界線を挟んで中津川市と向かい合っています。
阿智村の観光資源はなかなか豊富で多様性に富んでいます。
40数年前に発掘された昼神温泉は、新しい名所としてあっという間に注目を集めました。
歴史がきわめて短いにもかかわらず大成功している理由は、遠隔地から向かいやすいという立地条件のよさにあると考えられています。
現在は、周辺に建てられた宿泊施設の軒数が40を超えるまでになりました。
雪山を大量に擁する長野県では、スキー場を持つ自治体の多さで名高いです。
阿智村もその例外ではありません。
あららぎ高原スキー場や治部坂高原スキー場を持っています。
治部坂高原スキー場は、温泉を併設しておりスキー以外の楽しみ方も可能です。
また夏場は、100万本のコスモスガーデンが開かれます。
阿智村には、歴史にまつわる旧跡もたくさん残されてきました。
中津川市との間にある神坂峠のふもとに建てられている広拯院月見堂は、平安時代初めに伝教大師の意向で建てられたと伝えられています。
17世紀に創建されたと伝えられる浪合神社は、後醍醐天皇の孫にあたる尹良親王を崇めることを目的としている神社。
尹良親王は、南北朝時代に活躍した指導者のひとりで、この土地で絶命しており墓所が神社のそばに建てられています。
阿智村には現在、鉄道が開通していません。
そこで村民の移動は主にタクシーやバスなどの手段が選ばれてきました。
路線バスについては、信南交通の路線と公営のコミュニティバスに二分されます。
幹線道路に関しては、中央自動車道にお乗り入れできる中継地点が村内に2ヵ所設置されています。
また、国道153号線や256号線などもご利用可能です。
阿智村の人口は、昭和後期から平成初期にかけて横ばい状態でした。
今世紀に入るころから減少傾向に入っており、2023年の調査の際に6,055人という集計結果が公開されています。
高齢化率については同年に36.5%というデータが公表されています。
現在の阿智村で介護施設をお探しになるのであれば、特別養護老人ホーム・グループホーム・介護療養型医療施設・介護老人保健施設といった公的な施設がおそらく探しやすいでしょう。
医療面では、隣接する飯田市立病院を利用する村民が多い模様。
路線バスにお乗りになると、この病院への通院は簡単になります。