落ち着ける場所が周囲に盛りだくさん。くつろいで暮らせます

現在は、住宅地が広がる一角に面しています。昔から営業を続ける中規模の商店街に近いほか、由緒正しい自社仏閣が散在する点が特徴的です。現在は下火になりつつありますが、みかんの栽培が盛んな土地であったため、今なおかぐわしい芳香を季節によっては楽しむことが可能です。海水浴場がかつてつくられていたという経緯もあり、散歩をする途中で清浄な潮風にあたることも可能です。
国道1号線がそばを通り抜けており、バイパスやインターチェンジと近いため幹線道路などの利用はとても簡単です。バスについては駅前にて20本近い路線を利用できます。路線の運行に従事しているのは、神奈川中央交通・富士急湘南バス・箱根登山バスの3社です。
国府津駅は、JRの東海道本線と御殿場線の2路線が乗り入れる駅。東海道本線については、通勤快速や快速アクティーなど全種類の列車が停車します。遠方に行く場合は首都圏方面にも東海方面にもいけますし、4区間先にある茅ケ崎駅では、相模線に乗り換えて近場へ向かうことも造作ないこと。御殿場線については、事実上の発着駅という立場にあります。4区間離れた松田駅では、小田急小田原線への乗り継ぎができます。
駅の利用率は、長期的に見ると確実に低下しています。1日平均の乗客数は、2000年を最後に7000人を下回ったままです。その後2000年代後期に多少の回復を連続して見せたこともありましたが、この10数年は6500人を超えることはめったにありませんでした。
国府津駅の周辺は現時点では、介護施設が豊富な土地柄とは書けません。駅から近距離圏内で施設を確保したいと思ったら苦労する可能性は決して低いものではないでしょう。なるべく、何キロも離れたところも視野に入れて探したほうが、おそらく失敗しないはず。
ただし悲観しすぎることはありません。介護付き有料老人ホームやグループホームなどに入る際に、入居一時金をいっさい支払わなくてよいケースなどが国府津駅の近隣では珍しいことではないのです。そして全体的な共通点として、個室・共有スペース・庭面積などすべてが広大で、圧迫感がまったくない生活を享受できるというメリットがあります。