新緑がモチーフの市街地に、壮麗な介護施設が乱立

その雰囲気に同調するかのように、閑静な住宅地が続く一角も印象的です。その一方で、立派な駅がある以上はその周囲は順調に発達しており、東急スクエアをはじめ買い物や食事、エンターテインメントの担い手となる施設がびっしりと駅を取り囲んでいます。日常生活で自然発生するサービスを提供してくれる施設はあらかたそろっているわけですが、特に多いのは金融機関の出張所・支店でしょうか。
バスのロータリーは、駅を一歩出れば即座に視界に飛び込んできます。この地に進出している事業者は東急バスと神奈川中央交通ですが、前者のシェアが圧倒的です。路線がたくさん必要なため、神奈川市営バスもある時期から路線を一部で開通しています。
青葉台駅は東急田園都市線に所属しています。2駅先にある長津田駅は、乗り換えができる最も近い駅となります。長津田駅ではこどもの国線とJRの横浜線が乗り入れています。その反対方向に出発した場合、乗り換えができる初めての駅となるのはあざみ野駅です。この駅では横浜市営地下鉄のブルーラインに乗り継ぎ可能です。
青葉台駅の利用率は、小さな範囲で上がったり下がったりしています。21世紀に入ってからは、1日あたりの乗客数が10万人台~11万人台で推移しています。少なくとも安定していることは間違いありません。
昨今の青葉台駅の近隣で募集を続けている介護施設は、総じてゴージャスな施設にあふれているといえそうです。グループホームのような、もともとは小ぢんまりとしたスタイルで入居者を受け入れることがほとんどのタイプでも、少し驚くほど建物が大型で、あるいは華やかな見栄えを持っているところが目立つからです。
戸数の多さで比較するなら、介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホームの多さは顕著です。ただしサービス付き高齢者向け住宅がこの数年で増加していることは無視できませんが。
いずれにせよ、たいていの介護施設は見た目だけが取り柄なのではありません。中に入ると物質的にも精神的にも満ち足りたシニアライフを築く足がかりとなってくれる施設でいっぱいです。素晴らしい候補がたくさんあるため、選ぶときにおおいに迷ってしまってもおかしくないくらいです。