日立市は交通網もあり、短期入居可能な住宅型有料老人ホームが便利

日立市は、茨城県北東エリアの都市。
市内の南北に続く海岸線には川尻漁港、会瀬漁港などの漁港も多く、日本で唯一海鵜での漁が許可されている伊師浜海岸も。
海水浴場も6カ所あり、海水浴客が大勢訪れます。
観光スポットである名勝「玉簾の滝」「諏訪梅林」などもあり、「日本さくら名所100選」に選出された「かみね公園・平和通り」は桜が大変美しい場所。
毎年花見客で賑わいます。
元々、日立製作所を中心とした「日立グループ」と共に発展してきた街で、市民の約40%は日立グループの社員とその家族。
戦後、県庁所在地の水戸市を上回る人口を誇っていましたが、現在は水戸市、つくば市に次いで県内3位。
2023年の調査では人口16万9,785人、高齢化数も上昇しており33.4%という結果でした。
3人に1人は高齢者という現状を見据え、市は在宅介護・地域包括の支援センターをそれぞれ設置。
介護相談に応じることで、在宅介護をサポートしたり、高齢者の人権擁護をしたりしています。
また、介護施設も市内に多数点在しており、種類も豊富。
サービス付き高齢者向け住宅は入居時の費用0円、月額利用料7~12万円程度。
空き部屋が残り少ない住宅も多いですが、新設される施設に事前申請をしておけば、すぐに入居できる可能性も高いでしょう。
地域包括支援センターなどのケアマネージャーに頼んで新しい施設を紹介してもらうのも一つの手です。
住宅型有料老人ホームは入居時の費用5万円前後、月額利用料10万円~と低額な施設も。
短期入居も可能ですから、在宅介護の方の心強い味方になってくれると思います。
昔から大きな地場産業がある街なのもあり、交通アクセスも発達。
JR東日本の「常磐線」が市の中心駅「日立駅」を中心に乗り入れています。
東京の上野駅から常磐線特急に乗れば約90分という早さ。
東京駅や羽田・成田空港へそれぞれ直通で向かうバスもあり、ビジネスマンや旅行客に重宝されているようです。
路線バスも「日立電鉄交通サービス」などが市内の各エリアを巡回。
その他にも大阪・京都・仙台・東京ディズニーランドなどに向かう高速バスが出ており、大変便利です。
交通網も確保された歴史ある街ですが、東日本大震災では震度6を記録。
今なお復興のための行政サポートが行われています。
手続きの期間は過ぎていますが、介護保険料の減免などもありました。
震災も含めた生活相談は引き続き実施されていますので、介護保険課などに気兼ねなく話をしてみることをおすすめします。