高級住宅街が広がる駅。家賃の高い老人ホームもちらほら

夙川横の歩道はとても気持ちが良く「夙川オアシスロード」と呼ばれ散歩に適しています。また約1,700本の桜を誇る、花見の名所「夙川公園(夙川河川敷緑地)」もあり、春には賑やかな声が弾むエリア。
夙川駅は「さくら夙川駅」と区別するため、「阪急夙川駅」と表記されることが多い駅。「阪急夙川駅」には神戸本線と甲陽線が通ります。「神戸本線」の上りに乗車すれば大阪(梅田)・西宮北口・京都・宝塚方面へ、下りなら神戸(三宮)・六甲・新開地・山陽電鉄線方面へと行けます。一方「甲陽線」の方は苦楽園口・甲陽園方面へ行けるようになっています。
駅には線路が廃止されたエリアに、現在はサービスセンターや売店、カフェが入りました。駅の待ち時間に少しお茶を飲んだり出来る様になり、高齢者の方もゆっくりできているようです。
そして、夙川駅はバリアフリー対策も出来ており、エレベーターや多機能トイレが設置されています。トイレは車イスの方だけでなく、人工肛門・人工膀胱の方の為のオストメイトもありますので安心。
夙川駅の阪急夙川停留所には阪急バスやみなと観光バスが停車。行き先も多方面なので、夙川エリアの方々も足代わりとして気軽に活用出来ているのです。
駅の平日における1日平均乗降人員は29,748人(2013年調査)で、あまり多くはありません。もともと夙川周辺は豪邸が建ち並ぶ、阪神エリアでも指折りの高級住宅街。特に北西がお屋敷町として有名です。また、駅からすぐ近くにカトリック夙川教会「聖テレジア大聖堂」などがあるカトリック大阪大司教区があります。この教会堂はバロック音楽のメッカで、古楽の好きな方のオアシスとなっているようです。喧噪がふさわしくない優雅な町ですから、駅の利用客も少なめな方が、夙川の緩やかな雰囲気が守られて良いのかも知れません。
夙川はこのような高級住宅街エリアですから、介護施設も少々料金が高めです。グループホームも本来なら安いのですが、夙川エリアのグループホームは月額利用料が30万円を超える所もあります。利用料の内訳を見るとほぼ家賃が占めており、夙川エリアの人気の高さが伺えます。
夙川エリアは高級住宅街というだけでなく、電車やバスも揃っているので交通アクセス的にも中々良い所。一度夙川エリアの施設見学に行ってみても良いのではないでしょうか。