高級住宅街らしく、サービスや設備が充実した介護施設が多数

100年くらい前から知られる温泉郷「苦楽園」へ行くには急な坂道をのぼらないといけませんが、それ以外にも「夙川公園」や「ニテコ池」など、おおぜいの観光客の関心を集めるスポットでいっぱいです。そして「西宮七園」から遠くない場所にあることは、この地に移り住んできた場合に大きなステイタスをもたらしてくれます。
幸運なことに、阪急バスと阪神バスが駅近辺の停留所に乗り入れており、西宮市内や芦屋市内を移動したいときはとても好都合です。ちなみに高級住宅地が近いことで、タクシーを呼ぶときに苦労しないというメリットがあることも指摘しておいたほうがよいでしょう。
もっと遠方に行きたくなったときは、もちろん甲陽線で夙川駅まで出てしまうのがいちばんでしょう。阪急電鉄の神戸本線に乗り換えれば、すぐそばに西宮北口駅(今津線に接続)・岡本駅(神戸線に接続)・塚口駅(伊丹線に接続)など、さらに乗り換えが可能な駅がたくさん見つかります。
この駅の利用率は、この10数年を通して増えることもあれば減ることもありますが、大きな変化には至っていません。しかし2008年以降は、前年度よりも増える年が続いており、2011年には1日平均の乗車数が6700名を超える結果になりました。
西宮市では後期高齢者の増加が顕著です。市の当局もその事実を真剣に受け止めており、介護政策の見直しに乗り出しています。タクシー利用券の発行や利用料金の助成を目的とした制度をすでに打ち出していますが、かなりの好評を獲得しています。駅から離れた医療機関や介護施設を利用するときは、これらを適宜利用することが好ましいでしょう。
現在、老人ホームや高齢者専用住宅は数が多いとは言えません。苦楽園口駅の周囲で探した場合、ある程度離れたところでないと見つかりにくいという結果になるかもしれません。移動に制限がかかることは事実ですが、前述したような福祉制度を活用してカバーすれば、じゅうぶんに補えると思われます。
月額使用料が10万円以下になる施設もありますし、設備や居住スペースといったサービスの質が優れている施設を見つけることも困難ではありません。いろいろな条件で施設を検出して、慌てずに比較する時間を割いたほうが、納得できる施設と出会えるでしょう。