海や山の行楽地に近く、駅の周囲の発展も優れたエリア

海浜に接した土地ですが、工場や倉庫ばかりが岸辺を埋め尽くしているわけではありません。新舞子海水浴場のような一般庶民に開放されている行楽地があることは有名です。世界の梅公園のような山林を軸とした景勝もあり、工業地帯でありながら自然の息吹をめでる環境に恵まれています。
魚吹八幡神社(独自性の高いだんじり祭りなどのイベントが大人気です)や龍門寺のような寺社仏閣もあり、多面的な顔を持ち合わせているエリアと呼べるでしょう。駅の周辺はバランスよく発展しており、官民を問わず需要の高い施設が集中して建てられています。
山陽網干駅は、山陽電気鉄道の網干線に所属する駅で、終点という立場にあります。現在はかなり短い路線で、乗り換えするには起点となっている飾磨駅まで出ないといけません。しかし飾磨駅で降りれば山陽電気鉄道の本線に乗り換えることができますから、この路線を経由してJRの山陽本線や阪神電鉄の神戸高速線などを利用することも難しくありません。
山陽網干駅の周辺は、介護施設が少ないと早合点されることがあるようです。しかしそれは正確な事実認識とはいえません。確かに、駅から徒歩10分くらいで到着できる範囲ばかりで探していると、そのように思えてくるかもしれません。しかし、交通事情が悪化しているエリアではないことを踏まえて、駅から10キロ圏内をターゲットにして探してみることがおすすめです。そうすれば自然と、施設を発見できるまでの時間は短くなります。
山陽網干駅の周囲に多く建てられてきた施設といえば、第一にサービス付き高齢者向け住宅でしょう。第二に来るのはおそらく介護付き有料老人ホームとなります。料金システムは、入居一時金及び月額使用料が変動制であったり、完全固定制であったりとバラバラです。しかし平均して、初期費用が、40万円以下で入れる施設のほうが多いです、うまくいくと、15万円くらいで間に合ってしまうパターンさえあります。
姫路市は介護保険課がいろいろな介護施設の空き具合を公開していることで有名です。こうした制度や地域のケアマネージャーなどのアドバイスを参考にしながら、施設を絞り込んでいくとよいでしょう。もちろん、見学や体験入居の制度はなるべく使いたいところです。