市内中心部から郊外まで、いたるところで利便性が向上中

十勝地方の中心地区という大役を果たしている帯広市。
市内の中心部は、街区が碁盤目状に形成されており、清潔感と利便性を備えており初めて訪れても歩きやすいというメリットがあります。
最近はモータリゼーションが進んでいるため、郊外のエリアにも商業施設が建てられる傾向にあり、市全体で便利な生活を営めるように変わっています。
帯広市の新しいイメージに「お菓子の街」があります。
ハイレベルな洋菓子店が数多く出店しており、近年のグルメブームで全国的に注目を浴びるようになりました。
食事制限のない高齢者にとってはありがたいブームでしょう。
帯広市は内陸部の自治体のため港湾はありませんが、とかち帯広空港があるため空路での移動をしたいときは時間をかけずに旅立てます。
鉄道については、一般の乗客が使えるものとしてはJRの根室本線のみですが、バスのサービスが発達しています。
市内の路線に関しては十勝バスや北海道拓殖バスのような業者数社が提供していますが、都市間バスについてはもっと多くの業者が進出しているため、どちらの方角にも行き来しやすくなりました。
マイカーを使う場合は、帯広広尾自動車道のほか、何十とある国道・県道が役に立ってくれます。
市内の人口は1990年代半ばを分岐点として、減少に転じています。
そのペースは急速ではありませんが、長期的な悪影響は早くから憂慮されてきました。
もっとも早くから対策をてきぱきと進めていけば、高齢者福祉に関してはじゅうぶんに間に合うだろうという意見も有力です。
2023年の時点では、高齢化率が30.1%という調査結果が出ています。
市内では特別養護老人ホームや老人保健施設、療養病床のような行政が全面的に後援する施設の数や高齢者の収容力は、まずまずの充足ぶりに達しているといえますが、それは将来に備えようという当局の意思の表れでもあります。
もっともそれでも、全要介護高齢者が入居できるわけではありません。
グループホームやサービス付き高齢者向け住宅が増やされることで、高まる需要をなるべく満たしていこうという動きがあります。
また、介護付き有料老人ホームの動向も見ものです。
すごく安い施設は少ないですが、入居一時金と月額使用料を合計して20~30万円くらいというまずまずの価格設定になっている施設なら、見つけるのは簡単になっているからです。