みちのくの玄関口、奥州街道の起点だったエリアです

福島県の南端に位置する、白河市。
西白河郡や石川郡などに属する数々の町・村に囲まれているほか、県境を挟んで栃木県の那須郡那須町と隣接しています。
那須高原に含まれており緑豊かな自治体で、市街地や農地は白河盆地に集中してつくられてきた点が立地上の特徴です。
夏になっても比較的猛暑になりにくいという特長を持っています。
歴史的にこの都市は、白河の関が設置されているために重視されてきました。
江戸時代になると奥州への玄関口とみなされるようになったほか、白河藩の統治下で城下町として繁栄しました。
現在、白河関の跡地は国から史跡の指定を受けて手厚く保護されています。
白河藩の栄華をしのぶ場所に、白河小峰城があります。
2011年の東日本大震災で被害を受けましたが、2015年までに復興作業が完了しました。
東北三名城に数えられる独特の美観を備えている点が見どころでしょう。
城の周囲は城山公園として管理されており、見物客は快適に出入りできるようになっています。
園内につくられている白河集古苑や白河バラ園は、史料がたくさん保存されており、一見の価値があります。
白河市の名所といえば、日本最古の公園と呼ばれる南湖公園があることも取り上げないわけにいかないでしょう。
この公園は、貴重な観葉植物などをたっぷりと鑑賞できる点が見もの。
風光明媚な景色をお楽しみいただくことも可能ですし、併設されている飲食店も人気が高いです。
白河市はJRの東北本線が走っている都市。
路線バスについては、福島交通やJRバスグループのサービスをご利用できるほか、数種類のコミュニティバスにご乗車できます。
高速バスに関しては、東武バスグループや近鉄バス・名鉄バスなども参画しており、首都圏や西日本に直行する路線をご利用可能。
幹線道路に関しては、東北自動車道にお乗り入れできる施設が市内に4ヶ所設置されています。
白河市の人口は、20世紀が終わるころまで少しずつ増加していました。
これは、交通上の要所に位置する点が原因だった可能性があります。
その後は減少に転じており、2023年の段階で58,743人という計算結果が発表されています。
同年の高齢化率は、30.7%と全国平均値にきわめて近いデータが発表されました。
今から白河市内で介護施設へのご入居をお考えになる場合は、サービス付き高齢者向け住宅やグループホーム、さらに介護老人保健施設や特別養護老人ホームあたりに出会える機会が多いと思われます。